小さい頃から一緒にいる、大好きで大切なぬいぐるみ。
断捨離しよう!と決めていろいろなものを手放したけれど、まったくごみ箱に捨てられる気がしませんでした。
しかし今回、明治神宮の人形感謝祭でとうとうお別れしてきました。
行く前はさみしさもあったけれど、いざお別れしてみると…
小さい頃からの大切なぬいぐるみ
小さい頃から一緒にいる大切なぬいぐるみってありますよね。でも大人になって、しまいっぱなしになって…。
ずっと持ってるのもなぁと思いつつも、大好きだからお別れしたくない子たち。
私の場合は、捨てられない子たちはほとんどいとこちゃんがもらってくれました。でも、おじいちゃんが小さい頃に水族館で買ってくれた子たちは、特に思い入れがあり、ぼろぼろでくすんでいたのであげられず。
そして母が高校生のときにくれた子も。キレイだったのですがいとこちゃんのお気に召さず、まだお家にいたのでした。
年一回、明治神宮の人形感謝祭へ
そこで明治神宮の人形感謝祭で、納めさせていただくことに決めました。
明治神宮では年一回、10月に「人形の魂をお祓いして、感謝の気持ちをこめて納める」お祭りとして人形感謝祭が開催されているのです。
去年の12月に発見したので10ヶ月後になったけれど、カレンダーにばっちり予定をいれてスケジュールを確保しておきました。
いざ明治神宮へ
2018年10月14日、日曜日。
小雨予報ですがまだ曇り。人形納めの受付は9時から15時、任意で11時半からの祭典に参加できます。
私が原宿駅に到着したのは10時頃。ぬいぐるみが入っているであろう紙袋を持った方々が、私と同じく明治神宮に向かっていました。
今年は本殿の工事があり、祭典の定員が300名までといつもより少ないそう。ややどきどきしながら歩きます。
参道には人形感謝祭ののぼりが。
ちなみに最初の鳥居から本殿までは結構距離があって、迷うことはないと思いますが時間にすると10分ほどかかります。
まっすぐいって、左に曲がって、右に曲がります。
本殿の前の鳥居が見えてきました。外国人の方もたくさんいらしてます。
左手に手水舎があるので、参拝前にお清めを。
門をくぐると本殿が。左手には夫婦楠があります。
余談ですが、私はこの夫婦楠が優しい感じがして大好き。明治神宮にくるといつも前でぼーっとしていたくなります。
さて、人形納めはどこかしら…
ぬいぐるみをお納めする
ありました。門をくぐってすぐ左手、いつもは明治神宮では見かけないテントが立っています。
袋にくるんできたぬいぐるみと、初穂料3000円を準備して列へ。
人は途絶えませんが列はすぐに進み、ぬいぐるみたちはあっという間に回収されていきました。
最後のお別れがまだばっちりじゃない人は、並ぶ前に終わらせておいたほうがいいかもです。
ぬいぐるみを預けた代わりにいろいろなものが手元に。
まずは祭典の参列整理券を無事にもらえました。
社務所で展示会もやっているらしく、「思い出人形展」の観覧券と30周年記念のクリアファイルも。
そして「ひとがた」とお菓子。ひとがたには納めたぬいぐるみの種類や、名前を記載して、櫃に収めるそうです。
追っかけねば!
と、じっくり観察している場合ではありませんでした。
ぬいぐるみたちは回収されたあと、奉鎮台においてもらえます。回廊にぐるーっと人形たちが置かれる台が準備されているのです。
こんなにたくさんあったら、後から見つけるのは至難の業。私の子たちを追いかけねば!
大急ぎで新しく回収された袋たちについていきます。きっとまだその近くにあるはず…。
作業しているところをくるくるめぐっていると、一画に私のお納めした袋を発見しました。見つかってよかったー!
ぬいぐるみたちの場所が決まるまで、見失わないようについていきました。
私の他にも、多くの方々が自分のぬいぐるみが棚に置かれるまで見守っていました。
愛されてるぬいぐるみがたくさんあること、こんなにも多くのぬいぐるみが人の心と一緒にいたことを思うと、なんだか目頭があつくなりますね。
ぬいぐるみたちは棚の上へ
待つこと7分ほど…いよいよ私の子たちも棚の上へ。
こちらの写真にいるのですが、どこだかわかりますでしょうか。
正解は左のはじ、2段目です。
お人形さんたちの間に、丁寧に置いてくださりました。ちゃんと皆一緒なのも嬉しい。
しばらく私の子たちを眺めたり愛でたり、写真を撮ったり。
これまで一緒に過ごしてくれて本当にありがとう、大好きだよー!と気持ちがあふれてとまりませんでした。
しばらくたたずみ気づけば10時半すぎ。祭典の前に、ひとがたの奉納へと向かいます。
また来るね~