10月のある日。断捨離できずにいた小さい頃からの大切なぬいぐるみたちを、明治神宮の人形感謝祭で納めてきました。
今回はぬいぐるみを預けてからの続きです。
預けるまでの記事はこちら
大切なぬいぐるみとお別れに。明治神宮人形感謝祭に行ってきた話(1)
まるで展示会!多様な人形たち
台におかれた自分のぬいぐるみを見届けた後は、しばらく周りの人形たちを見て回りました。
お人形を預けた方々の他にも、外国からの観光、大きなカメラを持った方などたくさんの方が人形たちを見に来ています。
テディベアからお雛様まで、集まった人形たちの種類は本当に豊富。最近のものから昔からのものまでいろいろです。
ひな人形と、ミッキーがよく目につきました。あ、オラフもいる!
こんなものもあるんだ!とうきうきしたのは、兜や羽子板。こんな立派なものが家にあるってどんな感じだろう。
ぴっころとか懐かしいキャラクター見かけたりして、なんだか楽しくなりました。
ぬいぐるみを納めた人がお別れをしていたり、やはりお店に新しいお人形が並んでいるのとは違うものを感じました。
ひとがたを納めるその意味は
一通り眺めて満足したので、そろそろひとがたを納めに向かいます。
ぬいぐるみを納めたときに受け取ったヒラヒラのひとがた。お人形の魂を移し、お祓いをするためのものだそうです。
大切にしているとモノには魂が宿るといいますが、お人形やぬいぐるみは一緒に過ごしているうちに性格のようなものが出てきたりして、魂が宿っていてもあんまり不思議じゃないなぁと感じます。不思議だけど。
記入場所があり、ひとがたにはお人形の種類、おところ、おなまえを書き込みました。ちょっと迷って、なまえはぬいぐるみではなく自分の名前を書きましたw
ひとがたを持って列に並び、
列の先で、神職の方が控えているお櫃にお納めしてきました。
どうぞ私の子たちをよろしくお願いします!
回廊のほうに戻ってみると、さっきまでなかったところにぬいぐるみの台が。どんどんスペースが埋まっていく…!
今年は約8,000人、人形は約46,000体になったそうです。本当にたくさんのお人形たちが日本中で皆と一緒に過ごしているんですね。
人形展で昔の人形を目の前に
時計をみると11時。祭典に入場できるのは11時15分。まだ少し時間があったので、思い出人形展に行ってみることに。
本殿を目の前に、右側の門をくぐってしばらく進み、左手にある社務所へ。気づきにくい場所にあるためか、あまり人はいませんでした。
階段を降りて扉をくぐると、昔からのお人形たちが説明とともに並べられていました。
赤いひな壇に飾られたお雛様が懐かしい。小さい頃に祖父母のおうちで飾ってくれていたのを思い出します。もちろんお顔は違うけれどね。
日本に海外の文化が入ってきた頃のお人形さん。外国のお人形さんはリアルですね。
母が懐かしがりそうな着せ替えのお人形も。私はあまりリカちゃんでは遊ばなかったんだよなぁ。ぶるぶるしたイカのキーホルダーとかが好きで、若干ひかれたのを思い出します。
すごくきれいなお人形さんたち。
人形感謝祭に関するパネルもありました。人形に魂が宿るというのは日本に独特の考え方だそうです。知らなかった…って、トイストーリーはどうなんだろう?
人形に魂は宿るのか?
色々なお人形さん、ぬいぐるみさんたちを見ながら、そして私自身の大切なぬいぐるみたちを納めながら考えてみると、私は人形に魂は宿ると感じました。
動いたり、しゃべったりするといいたいわけじゃなくて、「なにかがそこに在る」って感じるとしたらそれはそうなんじゃないかなぁという。
例えば私、自分には魂があると思ってるんですが、じゃぁ私のたましいって何といったら、なんかそういう存在があるよってことだと思うんです。本当シンプルに、なんかあるよっていうだけ。
で、なんかある「それ」についていること、例えば女性だったり、日本人だったり、動いたりしゃべったりみたいな、そういうのは私を作っているようにみえるけど、もしそうじゃなくても私なんですよね。
だから「なんかある」が生まれたら、人形やぬいぐるみにそれを感じるとしたら、魂があるんじゃないかなぁと感じました。
人形感謝祭、祭典へ
人形展を見終わって、11時10分。
本殿の前に戻ってみたものの、まだ祭典の列がないと思ったら
本殿を前にして右手の木の後ろから列が続いていました。(係の方が教えてくれた)
もう少し早くくればよかったかな?
列に並び、時間を待ちます。次はいよいよ祭典です!
つづく
明治神宮人形感謝祭HPはこちら